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サルサ界の大物が名言「サルサは死んでいない」

1950年生まれウィリー・コロン

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サルサの時代はもう終わってしまったのか──。

今、世界で議論となっているこの話題について、サルサ界の大物、ウィリー・コロン(Willie Colón)が「サルサは死んでいない」「見せ方が変わっただけだ」という見方を示した。

1950年にニューヨークで生まれで、現在69歳のウィリー・コロンは、1970年代前半にニューヨークで起きたサルサの誕生、発達、爆発的流行を経験したミュージシャンだ。

スペイン通信社EFEとのインタビューで、ウィリー・コロンは、現代のサルサ音楽について、特にメキシコとコロンビアには、「非常に優れた」ミュージシャンや若いグループがいると指摘。彼らは、高品質のサウンドを作っていると述べた。

その一方で、プエルトリコ人のサルサ歌手としてニューヨークを中心に活躍したエクトル・ラボー(Héctor Lavoe)、“プエルトリコの声”とも呼ばれる「マエロ」こと、イスマエル・リベラ(Ismael «Maelo» Rivera)など、伝説のミュージシャンの「ソネロ(sonero)」には達していないとも指摘した。「そのうち出てくるだろうが…」とも呟いた。

「私が知っているニューヨークの場合、サルサが存在していた分野は変わりました。 私の時代は、500~600人規模のクラブがたくさんあり、そういう場所が私たちのインキュベーターでした。私たちは演奏して、人々が踊っているのを見ながら『これはいいけど、これはダメ』と試行錯誤できたのです」(ウィリー・コロン)

「Gitana」や「El Gran Varón」など数々のヒット作を世に送り届けてきた、サルサ界のアイコン的存在はこうも続けた。

「そんな時代はもう過ぎ去って、すべてがDJの世界となった。でも、サルサは死んでいない。サルサは他の場所を探し出した。その場所とは、大規模なプレゼンテーションのそれである」

「今でもミュージシャンをライブで見たい人はたくさんいる。サルサのリズムは、簡単に演奏できるものではない。一定程度のプロ意識が必要だし、音楽スキルも必要だ」

特に、メキシコとコロンビアの若いグループについては、中でも印象出来だと言う。

「彼らは非常に洗練されたハーモニックな音感を持っているし、私よりも上手く演奏している。 彼らは前進し続けて何かを生み出せるすべての材料を持っている」と評価した。

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