クラブ・リベルタ・トルヒーリョ名古屋支部は、ペルー文化の象徴であるマリネラの普及に努め、日本におけるペルー文化の理解促進を目指しています。本年で当支部は設立10周年を迎え、2011年にペルー本国のクラブ・リベルタ本部より正式に認可を受けました。それ以来、名古屋を拠点に10年以上にわたり普及活動を行ってまいりましたが、2020年から2022年にはパンデミックの影響で一時活動を中断いたしました。2023年に再開し、再び日本国内での普及に力を入れております。
マリネラとは、ペルー北部の伝統舞踊であり、ブラジルのサンバやアルゼンチンのタンゴに並ぶ南米の代表的なダンスの一つです。男女がペアを組み、互いに愛情を表現しながら踊るこのダンスは、ペルーのワルツやスペインの影響も受け、アフロペルー、スペイン、そして先住民文化が融合した独特のリズムを持っています。ペルーでは、2011年から毎年7月7日が「マリネラの日」として公式に制定されており、日本でも多くの人々にその魅力を知ってもらうため、名古屋で予選会を開催しています。
日本でマリネラを広める取り組みは簡単ではありません。小規模なグループとして、特に資金面での課題に直面しながらも、毎年のイベントの実現に向けて尽力しています。しかし、このプロジェクトを通じて、日本の様々な機関や教育機関からの認知や協力を得られることに大きな喜びを感じています。また、イベントを通じて築かれる個人的なつながりや、愛情と尊敬に満ちた関係も、私たちの活動を続ける大きな動機となっています。
今年も11月8日から10日にかけて「第10回マリネラ世界大会 名古屋予選会」を開催いたします。2024年名古屋マリネラ女王に選ばれたSMシオマラと共に、日本全国のマリネラファンをこのイベントにお招きしたいと思います。この大会では、世界チャンピオンのマリア・マルタ・レベルテ(3冠)、ファブリシオ・バレラ(4冠)、カルロス・ポンセ・デ・レオン(2冠)といった著名なダンサーも参加し、華やかな舞台が繰り広げられる予定です。
マリネラの魅力を多くの方々と共有し、ペルー文化の理解を深め合うために、この予選会を通じて南米文化の普及に貢献してまいります。ぜひ、この美しいペルーの伝統舞踊「マリネラ」を感じに、名古屋にお越しください。(Súper Tokio Radio)